イギリスのスケッチ
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2002年5月28日〜6月4日
イギリスのコッツウォルズとロンドン近郊のスケッチ旅行に参加する

毎日晴天に恵まれ、イギリスの春を満喫出来たスケッチの旅だった。
01
オックスフォード
オックスフォードのホテル近くの景色

我々の宿泊したホテルはオックスフォード大学マートンカレッジの近くであった。
閑静な森の木々の間に点在する、赤いレンガ造りのイギリス風な校舎。脇に本を抱え黒いマントを羽織ったオックスフォードの学生達の姿が街のあちこちで見られた。
この清潔で新鮮な素晴らしい学園都市の風情がイギリスの、第一印象であった。
02

オックスフォード、ホテルの近く
線描きは、0・1、 0・2、 0・8mmなどの水性サインペンを使用
色付けは、透明水彩絵の具を使用

03

ウッドストック、

チャーチルがそこで生まれたと言う
ブレナム宮殿の近くの
古い町並み
この日はどしゃ降りの雨にたたられ、カフェレストランの中からのスケッチになった。
イギリスでは、4月の雨は5月の緑を美しくすると云われていると言う。
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オックスフォード
ロイヤルオックスフォードホテルの自室の窓から見下ろした、早朝の街の様子。
早朝から通勤客を乗せた乗り合いバスや大型トラックが忙しげに行きかっていた。
05
オックスフォードのホテルの近くの景色
早朝、次の地へ行くためのバスがスコットランドヤードに駐車違反で捕まり、
運転手が取調べのため1時間ほど待たされる。 その.間のスケッチ。
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オックスフォードのホテル界隈の景色
これも前の絵と同様、バスを待っている間のスケッチ。
何となく目前の景色を描く。
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ウォーリック城
城の裏側にあたるところを、通りがかりに4、5分で描いたもの。


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ウオーリック
古い教会
チュウダー朝時代の建物が街のあちこちに見られて、中世のかおり高い街。
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ウォーリック
チュウダー朝時代の家
白い壁に黒い柱が特徴らしい。
古さのためか相当傾斜していているのだが、
この絵は少し傾きを強調し過ぎているようである。
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   ウォーリック   街の裏通り 
0・1mmの水性サインペン使用
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ストラトフォードー アポンエイボン
イギリスが生んだ文豪、シェークスピアの故郷
街のいたるところに、こうして運河が流れている
シェークスピアの生家もチューダー朝様式の建物で街中にあっつた。
0・8mm水性サインペン使用
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アポンエイボン
前の絵のつづきの川の流れ 運河にボートがある眺め。
0・8mm水性サインペン使用
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アボンエイボン
ホテル自室からの景色
鮮やかな緑の葉っぱをつけた大きな樹に魅せられてスケッチする。
0・8mm水性サインペン使用

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北コッツウォルズ・チッピンカムデン
チッピン・とは市場の意味
ヘンリー2世の時代に市場が許可になったという。
中世からそのままの姿を残す商店街は、古い町並みとは対照的に賑わっていた。
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前の絵の続きの景色
この道をもっと歩き進んで行くと、コッツウォルズ地方特有の、茅葺の屋根の家に辿り着く
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北コッツウォルズ
一見、石かコンクリートで出来ているように見える、コッツウォルズ地方特有の家の屋根、
実は茅で葺かれている。
「ヨーロッパの家」、などと云う本の中の写真で、見たことはあるが、実物は初めてお目にかかる。
この家に出会ったとたん、いきなり中世の時代に引き込まれた様な錯覚に陥る。 
ここもかなりの観光スポットのようで、我々の他にもスケッチしている人を数人見かけた。
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前の絵と同じ様式の家。
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北コッツウォルズ
チッピン(市場)の通りに面している古い教会
車が止まっているあたりは商店街
0・1mmサインペン使用          


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北コッツウォルズ・ローアースローター
ここでも運河がいい景色を醸し出している。
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ローアースローター
前の絵と同じ流れの川
川の縁は大木の並木でうっそうとしている。
葉っぱが紫色っぽいのは橡の木。
水と緑の豊かな町である。
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チッピンカムデン・ローアースローターの町並み
この川も前の絵の川のつづき。

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前の絵の町並みのつづき
クリーム色の壁にビリジャン(あおみどり)の窓枠がイギリスらしい
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アボンエイボン
ホテルの近くの景色
色鉛筆で簡単なスケッチ
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エイボンの宿泊したホテルをスケッチする。
朝、近郊へスケッチに出かけるためのバスを待つ間、15分間のスケッチ
短時間で描く時は色鉛筆で描くことが多い。
線描きは、0・2mmのサインペン
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アボンエイボンのホテル自室からの眺め
同じところを色鉛筆で。
これも出かける前の5分間のスケッチ。
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南コッツウォルズ・バイブリー
蜂蜜色の村、建物全体がそのようにみえるところから、そう呼ばれている。
14世紀頃、羊毛で栄えたこの村は、何百年もの間変わることもなく、ひっそりと静かに息づいている。
窓越しに家の中をそっと覗いて見る、すると窓際にはきれいなレースのカーテンがかけられ、
台所にはカラフルでおしゃれな鍋や食器が整然と並べられていて生活感があり、
現在も生活が営まれている事に驚かされる。
古くて今にも朽ち果てそうな家の外見からは、人が住んでいるなんて想像もつかない。
中の様子は、まるでお伽の国よう。
14世紀当時は羊毛の保管場所として利用されていたらしい。
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カッスルクーム

カッスルクームの町並
クームは映画「不思議の国のアリス」の舞台にもなった町
ここもイングランド有数の羊毛と石灰岩の産地
その石灰岩を積み重ねて出来た壁、立ち並ぶ平入り屋根に立ち上がる切妻、煙突、が町にアクセントをつけている。
中世がそのまま静かに生きているまちである。
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バース
古代ローマ人が
残した町。
温泉が出ることでも
知られている。
ホテル近辺を
スケッチする。


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前の絵と同じところ
頭を出しているのは教会の塔の先端。
あまりにも間近なために
こういう構図になる。
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これもホテル界隈の風景。
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ウインザー城
ウインザー城は、アン王女の住まいだったとか。
緑の芝生がどこまでもつづく広い庭園が印象に残る。
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グランチェスター
古い大学の都、ケンブリッジ郊外の村の民家
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イーストゴルベット村
この村は,英国画家の村、といわれている。 狭い運河の縁は牧草で覆われていて、
白鳥やおし鳥などの水鳥たちがいるのどかな村である。
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ケンブリッジ
ケム川にかかる、数学橋と呼ばれる有名な橋を描く。
これも運河のようである
この運河の周りはケンブリッジ大学の校舎と思われる。
ここは、昼食をとるためだけの下車だった。
食事の後、出発前の数分間に、慌しく描いたスケッチ
街は若い学生達で賑わい活気に充ちていた。
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ケンブリッジ
大学の校舎と思われる。
バスの出発時刻が迫っていたため、途中までしか描けなかった。
ちなみに、ケンブリッジと云う地名の由来は、ケム川に掛かっている多くの橋から来ているらしい。
36

   テンターデン   
ロンドン郊外ののどかな
村。
おりしもイギリスは、エリザベス女王在位50周年でどこの町も村もユニオンジャックがはためき、祝賀ムードが溢れていた。
この村ではお祝いのための仮装をした神父さまや子供達が教会から出てくるところに出会った。
37

テンターデン
ロンドン郊外の町。
城の一部と思われるような塔を描く。
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テンターデン
こう云う感じの建物の民家が点在するまち。
ここも緑多い郊外である。
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テンターデン
スケッチブックを切らしてしまい、葉書に描く
下に郵便番号を書く欄が見える
40

ライ
南部イーストサセックス地方。
ロイヤルカッスルといわれる、リーズ城内の、どーんと聳え立つ城壁が面白くて描いてみる。


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ライ
丘陵の高台にあるライの古い町並み
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ロンドン
ケンジントン通りの街並み。
ロンドンの街の中には古い教会がいくつもある。
通りはあまり広くない。
さすが、二階建ての赤いロンドンバスがよく似合う。
ケンジントン宮殿
故ダイアナ妃が大変気に入って住まわれていた、と云うケンジントン宮殿。
広いケンジントン公園の中にある赤いレンガ造りの宮殿はとてもチャーミング。
ひとしお、今は亡きダイアナ元妃が偲ばれる。
市民が憩う公園の中に王族が住む宮殿が、
大した見張りもなくある・・・など日本ではとても考えられない。
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ケンジントン宮殿
あまり魅力的なのでずっと傍に近づいて行って描いてみるが
その素敵な宮殿をうまく描けないのが残念!
45
ケンジントン宮殿
宮殿の横側は赤やオーカー(黄土色)のレンガ造りできれい。
宮殿の中にはカフェもあって、お仲間達は、そこに行って来たとか、
私は、宮殿に見とれていて、行きそびれてしまった。これも残念。
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ケンジントン公園よりケンジントン通りを臨む
赤いロンドンバスを大きく描きすぎた。
この日の夕方、イギリスを後にして帰国の途につく。
自然も街も美しいイギリスで楽しくスケッチ出来た
思い出多い旅であった。
Yukiko Asahi
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