イタリーのスケッチ
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2004年9月21〜28日、スケッチ旅行に参加して、初めてイタリーを訪れる。

第一の訪問地、トスカーナのボマルツォは、ローマから北へ75km 離れたテベレ川を見下ろす
標高263mの山の稜線を利用して造られた、イタリー中世の山岳都市である。
当地に4日間滞在して、毎日抜けるような青空のもとでスケッチする。


第二の訪問地は、フィレンツェで、2日間滞在する。
ここでも、晴天に恵まれる。
アルノ川にかかるベッキオ橋を中心にその界隈の街の風景をスケッチする。 

04.9.22  ボマルツォ

イタリー・トスカーナ・ボマルツォ到着後、一夜明けた第一作目。
一夜明けた早朝、ホテル自室の窓をあけると、朝もやの中,目の前に開けた広大な草原。 
その草原には、ピンク、赤、黄色ブルーなどの小さな野草が、朝露の中咲いていた。
前夜遅くの到着だったので周りの景色は暗闇のなかで、想像もつかなかった。
ただ、秋の虫たちの大合唱に迎えられた。
外灯の周りには、これまで見たこともないようなカラフルな珍しい虫がいっぱいはりついていた。
昆虫好きにはたまらない光景だろう。
(絵の中で、ボルマツォ、とあるのはボマルツォの間違い)
2004・9・22  ボマルツォ

前頁と同じ風景をペンのみで書いたもの。 
2004・9・22  ボマルツォ

ホテル北側、草原の向こうにある深い谷間から、巨大なドームのような城郭がどーんと聳え立っている。
生まれて始めて見る壮大な景色である。
およばずながら、一枚描いてみるが、小さなスケッチブックにはとても納まりきらない。
せめてもう少し大きなF4くらいのスケッチブックが必要だった。
夢中でスケッチしていると、ガラーン ゴローンと鐘の音が、風にのって広い草原に静かに響き渡ってくる。
村の道を歩いていると、あそこ、ここで見かける教会からの鐘の音だろう。
正に、カソリックのお国がら,を感じさせられる。 
気持ちの安らぐひとときである。
2004・9・22  ボマルツォ

前頁のスケッチの左側に連なる部分、一枚には入りきれなかったので別に描く。
2004・9・22  ボマルツォ

鉛筆でも描いてみる。
2004・9・22  ボマルツォ

同じところを何度も描いてみる。
2004・9・22

ボマルッツォ

城郭の上からの景色。まともなスケッチではない。

城郭は、今も市庁舎として、また民家としても利用されている。
2004・9・23

ボマルツォ

城郭に行く坂道の途中に広場があり、ベンチなどが置かれていて、
市民のちょっとした憩いの場とも思われる。
そこから通りの裏側の家並みを描いてみる。
左側の緑は深い谷につづく。
2004・9・22

ボマルツォ

城郭の中、皆でおもいおもいのところをスケッチする。
2004・9・23  ボマルツォ

ホテルの食堂のある建物。

ローズカラーの建物が緑の草原によく映えてきれい。
2004・9・23   ボマルツォ

ホテルから村道に出たあたりで目に入った、壁がピンク色の民家をスケッチする。
2004・9・23   ボマルツォ

村道から小高いところに位置するホテルの方を振りかえってみると、
赤い屋根の家と濃い緑の糸杉が目にはいった。

平凡な構図ではあるが、その糸杉のアクセントに引かれて、描いてみた。
2004・9・23

ボマルツォ

村道をどんどん歩いていくと、民家の間から城郭が違った角度で見えた。

2004・9・23

ボマルツォ

城郭に行く途中の下り坂の道沿いに、深い底から生えて来たように建っている、小さな村の教会。

5人も入ればいっぱいになってしまうのではないかな。

鉛筆でのスケッチだけど、壁は黄色だった。
2004・9・23

ボマルツォ

前頁の、黄色の教会をさらに下って行くと、狭い道の延長線上に城郭が、このように見えてきた。

鉛筆でスケッチ。
2004・9・23


ボマルツォ

坂道の途中の広場から、城郭を描く。同じところを2〜3枚描いた後、やっとこのスケッチにたどりつくが、満足ではない。
そばでその様子をじっと見ていてくれた老人(男)が、書きあがったのを見て、喜んでくれた。
地元のギャラリーの目もなかなか厳しい!流石、芸術の国イタリー
である。
2004・9・23  ボマルツォ

ホテルからの城郭を夕方又描いてみる。何度かいてもうまく描けない、むずかしい!
2004・9・24  ビットルキアーノ

気分転換に、ボマルツォから、車で20分程のところにある、やはり城郭都市のビットルキアーノにいく。

ここは、ボマルツォよりかなり都会的である。城郭の入り口である門も新しいようだ。門を入ると
カフェやきれいなブティックが軒を並べている。立派な教会もあり、丁度葬式も行われていた。

スケッチの絵は、後で皆で昼食をとった、カフェ。
通りに面したテラスでは、昼間から、男性達がワインを飲みながら、カード遊びに興じていた。
2004・9・24  ビットルキアーノ

城郭の門と、広場のスケッチ。

この広場は、観光バスなどの駐車場でもあるようだ。
夕方ホテルに帰るバスを待っていると門から葬列が出てきてこの広場を通り抜けていった。
2004・9・24  ビットルキアーノ

昼食のあと、城郭の谷を隔てた反対側から、スケッチする。

ここも、とても全景は描けないので、描きたいところを、部分的に描くしかない。

2004・9・24  ビットルキアーノ

前頁の左側に連なる部分。

窓の外のロープに色とりどりの洗濯物が、ぶら下がっているところなどに、住人の生活感が感じられる。
2004・9・24

ビットルキアーノ

城郭の中の外側に張り出したところから、同じ並びを覗いてみた景色
深い渓谷の巨大な岩石の上に建造されている
民家。
2004・9・24

ビットルキアーノ

城郭の中の民家のスケッチ。 
ペンだけで描く。
2004・9・24

ビットルキアーノ

城郭内の、板の扉がたくさんある建物が印象的。隣はブティックだった。
ペン描き。
2004・9・24

ビットルキアーノ

城郭内、おしゃれな外灯。
ペン描き。
2004・9・26  フィレンツェ

アルノ川にかかる橋、アッラカラーイヤからの風景。 

抜けるような青空のもと、フィレンツェでの一作め。
2004・9・26  フィレンツェ

アルノ川にかかる、サンタトリニタ橋よりの眺め。
2004・9・26  フイレンツェ

アルノ川にかかる橋からの眺め。ベッキオ橋から一つ下流の橋。
2004・9・26  フィレンツェ

前頁と同じ風景のペン描き。
2004・9・26  フィレンツェ

アルノ川にかかる、有名なベッキオ橋。どう見てもい、いい眺めとはいいがたい。

24・9・26

フィレンツェ

ベッキオ橋のたもとの景色。
2004・9・26

フィレンツェ


ベッキオ橋界隈のスケッチ。
フィレンツェのドゥオモ(duomo)、つまりドーム
和紙の葉書に色鉛筆で描いてみた 
 
フィレンツェのベッキオ橋
上と同じく、和紙葉書に色鉛筆で描いてみた
これもフィレンツェのドゥオモ
和紙の葉書に色鉛筆でのスケッチ
2004・9・26  フィレンツェ

ベッキオ橋界隈の街なみ。

このあたりで、楽しい買い物をしたり、美味しい食事をした。
8日間のイタリー、トスカーナとフィレンツェの旅は、
晴天に恵まれ、素晴らしい景色、美味しい食べ物、
イタリー人の温かい人情を満喫出来た旅であった。

                          Y, Asahi
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